有明高専、佐賀銀行からの研修者受け入れ、地域連携体制を強化
- 2025年04月22日
- 重要なお知らせ, その他
- サーキットデザイン教育
独立行政法人国立高等専門学校機構有明工業高等専門学校(所在地:福岡県大牟田市東萩尾150、校長 八木雅夫、以下「有明高専」)は、株式会社佐賀銀行(所在地:佐賀県佐賀市唐人2丁目7番20号、取締役頭取 坂井秀明、以下「佐賀銀行」)からの研修者を受け入れ、半導体人材育成をはじめとした産学金連携による地域連携体制を強化することを発表いたします。
1.背景と目的
有明高専と佐賀銀行は、2021年12月、地域企業の課題解決を目指し、企業と教員・学生が連携する産学連携マッチングラボ「Banking DI(デジタルイノベーション)ラボ」を開設しました。この取り組みを通じて、デジタルトランスフォーメーションの実現に向け、顧客の多様化するニーズに幅広く応えていくため、音声利活用を想定した音声のデータ解析、また将来的にはマーケティングや業務効率の向上につながるデータ解析を行うなど、研究の幅を広げることを目指しています。この取り組みは、学生の実践的な研究力やプレゼンテーション能力の向上、さらには地域産業の活性化に貢献しています。
この度、佐賀銀行は、有明高専が発表した「サーキットデザイン教育センター構想」の趣旨に賛同し、相互の業務連携を通じて半導体分野をはじめとする地域の人材育成を強化することを目指しています。この目的を達成するため、有明高専は佐賀銀行からの研修者を受け入れ、これまでのマッチングラボのノウハウを共有するとともに、半導体分野をはじめとする地域連携体制をさらに強化することを目指します。
2.業務内容
(1)半導体人材育成支援
有明高専が2025年4月に設置したサーキットデザイン教育センター(CDEC)における人材育成支援業務(運営サポート、ライセンス管理、広報など)
(2)産学連携マッチングラボ運営支援
佐賀銀行での産学連携マッチングラボ運営で得られた知見やノウハウをもとに、新たな連携先をサポートし、促進します。
(3)地域共同テクノセンター運営支援
地域企業の多様なニーズに応じた共同研究やアウトリーチ活動、小中学生への体験学習を支援します。
3.今後の展望
有明高専は、佐賀銀行との連携を深めることで、地域における人材育成の拠点としての役割を強化し、地域産業の発展に貢献してまいります。
お問い合わせ先:有明工業高等専門学校 総務課連携推進係
電話番号:0944-53-8627
メールアドレス:souren-staff※ml.ariake-nct.ac.jp
※を@に置き換えて送信してください。