「サーキットデザイン教育センター開所記念シンポジウム」一般参加お申し込みのご案内
- 2025年07月24日
- 重要なお知らせ, イベント
- サーキットデザイン教育
この度、有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育センター(CDEC)の開所を記念し、テーマ「半導体人材育成と未来への展望」のもと、シンポジウムを開催いたします。本シンポジウムでは、地域社会の発展に不可欠な半導体分野における人材育成と未来への展望について議論を深めます。
具体的には、九州地域を中心とした半導体産業の現状と課題を踏まえ、地域社会のニーズに応える革新的な人材育成のあり方を多角的に探ります。高専と地域企業との連携を通じて新たな価値や技術を生み出す可能性に着目し、その実現に向けた高専の役割や教育内容について考察します。
基調講演では、第一線で活躍する研究者が半導体技術の最先端動向と人材育成の重要性について講演します。さらに、独立行政法人国立高等専門学校機構が推進する高専発!「Society 5.0型未来技術人材」育成事業(COMPASS 5.0)半導体教育の拠点校である熊本高専と佐世保高専の先進的な取組をご紹介します。続くパネルディスカッションでは、産業界と教育機関のキーパーソンが一堂に会し、高専発のイノベーション人材育成に向けた具体的な方策を議論します。
本シンポジウムを通して、半導体産業の未来を牽引する人材育成の新たな方向性を見出し、地域社会の活性化に貢献することを目指します。
1.日時
令和7年9月29日(月)15時10分~18時10分(受付:14時40分~)
2.場所
大牟田市総合体育館(おおむたアリーナ)多目的ホール
(福岡県大牟田市宝坂町2丁目92)
3.後援
福岡県大牟田市(予定)、熊本県荒尾市(予定)
4.協力
佐世保工業高等専門学校、熊本高等専門学校
5.シンポジウムテーマ
「半導体人材育成と未来への展望」
6.次第
(1)開会挨拶
八木 雅夫(有明高専校長)
(2)基調講演
池田 誠 氏(東京大学大学院工学系研究科附属システムデザイン研究センター教授・センター長)
安浦 寛人 氏(国立情報学研究所副所長、九州大学名誉教授)
両氏が、半導体技術の最先端動向と、それを担う人材育成の重要性について深く掘り下げます。
(3)高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(COMPASS5.0)半導体教育の取組
高倉 健一郎 氏(熊本高等専門学校電子情報教育部門情報通信エレクトロニクス工学分野教授)
城野 祐生 氏(佐世保工業高等専門学校化学・生物工学科教授)
COMPASS 5.0 半導体分野の拠点校として、それぞれの具体的な取組をご紹介いただきます。
(4)パネルディスカッション
日本のシリコンアイランドとして注目を集める九州地域。本パネルディスカッションでは、この地に根差す熊本高専、佐世保高専、有明高専のポテンシャルに着目し、「半導体産業を牽引する高専発イノベーション人材の育成」をテーマに議論を展開します。具体的には、高専生が地域の半導体関連企業との実践的な連携を通して、未来の産業を支える新たな価値や技術をいかにして生み出すのか、その可能性を探ります。この目標を実現するために、高専教育が担うべき役割や、産業界のニーズに応える教育内容の革新について、考察を深めます。
【パネリスト】(敬称略)
池田 誠(東京大学教授・d.lab センター長)
髙松 洋(熊本高専校長)
瀬志 本明(日清紡マイクロデバイス株式会社フェロー)
大堀 庄一(TOPPAN テクニカル・デザインセンター株式会社常務取締役)
松尾 和利(株式会社ジーダット代表取締役社長)
木村 隆夫(木村情報技術株式会社代表取締役)
石川 洋平(有明高専教授・CDEC センター長)
【モデレーター】
野口 卓朗(有明高専准教授・CDEC 副センター長)
産学界のキーパーソンが一堂に会し、高専発のイノベーション人材育成に向けた具体的な方策を議論します。本シンポジウムを通して、半導体産業の未来を牽引する人材育成の新たな方向性を見出し、地域社会の活性化に貢献することを目指します。
(5)質疑応答
野口 卓朗(有明高専准教授・CDEC 副センター長)
(6)閉会挨拶
石川 洋平(有明高専教授・CDEC センター長)
7.一般参加お申し込みについて
本シンポジウムは、一般の方々のご参加も歓迎いたします。ご参加をご希望の方は、下記をご確認のうえ、お申し込みください。
(1)申込方法
以下のGoogleフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/DPsft3fwrVbfdn4k9
(2)定員
300名(先着順)
(3)申込締切
令和7年8月29日(金)
なお、定員に達し次第、締め切らせていただきます。皆様のエントリーを心よりお待ちしております。
8.サーキットデザイン教育センター(CDEC)とは
有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育センター(CDEC)設立の背景・目的についてはこちらの概要をご参照ください。
有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育センター概要
9.サーキットデザイン教育へのご支援をお願いします
サーキットデザイン教育センター(CDEC)の全国展開と質の高い半導体教育継続には、EDAツール利用料やICチップ試作費、教材開発費など多大な資金が不可欠です。限られた高専予算だけでは、全国規模での活動継続は困難な状況です。
そこで有明工業高等専門学校は「サーキットデザイン教育基金」を設立し、企業や個人の皆様からのご支援を募っております。皆様のご寄附は、教育ノウハウの伝承や地域学校への出張授業、教材開発などを通じ、日本の半導体産業の発展に大きく貢献いたします。
本基金は、東京大学大規模集積システム設計教育研究センターの設立思想と有明高専の産学連携ノウハウ、実践的技術教育を融合させ、半導体・集積回路設計分野のトップ人材育成を加速し、我が国の国際競争力強化に貢献することを目指します。
この目標達成には、皆様の温かいご理解とご支援が不可欠です。
基金の詳細・お申し込みは、下記よりご確認ください。
有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育基金のページ