【報道機関の皆さまへ】有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育基金への寄附について(日清紡ホールディングス株式会社)
2025年3月17日
独立行政法人国立高等専門学校機構
有明工業高等専門学校
この度、日清紡ホールディングス株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 村上雅洋、以下「日清紡」という。)より、令和7年4月1日に設置を予定しているサーキットデザイン教育センター(Circuit Design and Education Center、以下「CDEC」という。)を支援するため、本校が設立した「サーキットデザイン教育基金」へご寄附いただくこととなりました。
日清紡グループは、1907年の創業を起源に、現在は「モビリティ」「インフラストラクチャー&セーフティー」「ライフ&ヘルスケア」の戦略的事業領域でソリューションを提供し、社会に貢献しています。
2021年、グループ会社の佐賀エレクトロニクス株式会社(現在の日清紡マイクロデバイスAT株式会社)は、本校の産学連携マッチングラボに参画、高専内に「センシングモジュール統合設計ラボ」を開設し、センサを用いたシステムを共同で開発し始めました。その過程で、統合設計を視野に入れた人材育成環境の構築を目指し、現在に至っています。
この度、日清紡は本校が発表した「サーキットデザイン教育センター構想」の趣旨に賛同され、本校が設立した「サーキットデザイン教育基金」にご寄附いただくことを決定されました。2025年4月に本校が設置を予定しているCDECは、全国の国立高専と連携し、日本の半導体産業の復権を牽引する優秀な人材を全国の高専から継続的に育成・輩出することを目標に、サーキットデザイン教育の推進とその応用を通じたアントレプレナーシップ教育の支援という二つの柱を軸に活動します。さらに、CDECが提供する半導体教育プログラムを通じて、科学技術の急速な進歩や社会の変化に柔軟に対応できる、知識と創造性を兼ね備え、日本の半導体産業の発展を支える人材が育成されます。
今回の日清紡からのご寄附は、本校におけるCDECが、半導体業界の将来を担う人材育成の拠点として発展する上で、大変大きな支えとなります。高度化する半導体技術、加速するグローバル競争、そのような変革の時代において、全国の高専から輩出される人材が、日本の半導体産業の技術革新を牽引し、国際競争力を高める原動力となることを期待しております。本校は、日清紡との連携を深め、半導体人材の育成と産業界の発展に貢献してまいります。
【有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育基金贈呈式】
1.日時
令和7年3月25日(火)13時30分~14時00分
2.場所
日清紡ホールディングス株式会社
東京都中央区日本橋人形町2丁目31番11号
3.出席者
日清紡ホールディングス株式会社 代表取締役社長 村上 雅洋
日清紡マイクロデバイス株式会社 代表取締役社長 吉岡 圭一
独立行政法人国立高等専門学校機構有明工業高等専門学校 校長 八木 雅夫
同上 教授 石川 洋平
4.留意事項
贈呈式は非公開で行います。
当日の取材は日程の都合上、対応できませんが、個別に取材を希望される報道機関の方は、下記までご連絡をお願いいたします。
【連絡先】
有明工業高等専門学校 総務課総務企画係
電話:0944-53-8611
Email:sousou-staff@
(迷惑メール対策のため、メールアドレスの末尾[ml.ariake-nct.ac.jp]を省略しております。)
<有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育センター概要>
名称 | 有明工業高等専門学校サーキットデザイン教育センター |
主体 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 有明工業高等専門学校 |
設置 | 令和7年4月1日 |
事業内容 |
サーキットデザイン教育センターは、以下の事業を推進します。 |
センター長 | 石川 洋平 |
※「産学連携マッチングラボ」とは
有明高専では、企業と共同で一定期間継続的にテーマを設定し、研究に専念することによる教育研究の進展と充実、および企業を通じた社会貢献を目的として、令和2年11月に「産学連携マッチングラボ」制度を開始しました。この制度は、高専内に専用の研究室(ラボ)を設け、企業名およびラボ名を学内に掲示し、教員・学生グループと企業のエンジニアが連携して研究を推進するもので、研究だけでなく人材育成も目的とした新しい共同研究システムです。企業にとっては、高専施設を利用した共同研究に加え、高専関係者および学生へのPRの場となります。