Web 版高専だよりNo.6 教員からのメッセージ
- 2020年04月03日
- 高専だより特集記事
令和2年3月をもって退職される先生方からメッセージをいただきました。
≪定年退職≫
○環境・エネルギー工学系 泉先生
(Q1) 高専で最も思い出に残ることは?
大学から高専に来た早々に、大牟田駅のロボット大蛇山制作に参加できたことが印象に残っています。
この制作では学科ごとの役割分担で、電気工学科は画像センサでした。
これを卒業研究の一環として実施し、学生が積極的にしてくれました。
駅に設置して動作させると、予定通り、カメラの前で人が手を振ると大蛇山が動き出しますが、列車が駅に停車しても動き出しました。
最初は、プログラムの設計ミスだと思いましたが、これはこれで列車のお迎えで良いのでは思っています。
その後、学校の役職としてロボット大蛇山の維持管理もしていました。
(Q2) 高専あるいは学生に望まれることは?
私は有明高専生が社会に出て活躍してくれることを望んでいます。
是非、卒業して5年後や10年後に何をしたいかを考え、その目標に向かって計画的に過ごしてください。
また、クラブ活動等の勉強以外の何かを続けてください。
目標達成に進学が必要であると思われるときは、各自の事情を考慮して検討してみてください。
卒業後に学校を訪問し、近況を知らせてください。近況を聞くことを楽しみにしています。
(Q3) 今後のことについて一言
後2年間は、再雇用教員として本校に勤務する予定です。
その後は、長崎に住む予定です。よろしくお願いいたします。
≪転出≫
○一般教育科 広瀬先生
学生の皆さんとの思い出は、担任をしていた2年4組を始め、
体育大会、高専祭、クラスマッチ、授業での交流などなど数知れずあります。
個人的に一番最初にショッキングだった思い出は、「授業1コマ90分」ということです。
長年 高校で勤務していたため、慣れるのに非常に時間がかかりました。
今となっては懐かしい思い出です。
(Q2) 高専あるいは学生に望まれることは?
「学生たるもの学業第一」ではあるのですが、それ以外に何か一つでいいので、
「これだけは自信がある!」というものを見つけ、磨いていくと
人生がより豊か になるのではと思います。
高専生は比較的自由な時間があります。が、時間は有限。
漫然と過ごすのではなく、意識してスキルアップに励んでみてはどうでしょうか?
(Q3) 今後のことについて一言
来年度からは大分高専での勤務になります。
高専大会等でお会いすることが多々あると思います。見かけたら声をかけて下さい。
○環境・エネルギー工学系 髙松先生

(Q1) 高専で最も思い出に残ることは?
バドミントン部の部員とは、一緒に練習をしたり、遠征や合宿などでの楽しい思い出があります。
先生方や学生とフルマラソンに挑戦できたことも楽しい思い出です。
思い返すと、たくさんの思い出があり、ここには書ききれませんが、その一つ一つがこの間のことのように思い出されます。
(Q2) 高専あるいは学生に望まれることは?
終業式でも話しましたが、社会人としての生活の方が圧倒的に長いです。
短い学生生活を楽しむのはもちろんですが、社会へ出るための準備もしっかりとして欲しいと思っています。
勉強だけでなく、人としても成長して、魅力的な社会人になってください。
(Q3) 今後のことについて一言
4月からは高校の先生(自分が高校生の頃になりたかった職業の一つです。)をします。
九州内にはいますので、近くに来たときは、有明高専にもお邪魔したいと思ってます。
また、お会いできるのを楽しみにしてます。
○環境・エネルギー工学系 伊原先生

(Q1) 高専で最も思い出に残ることは?
やはり、色々な学生との他愛もないお喋りかな、と思います。
沢山の学生とよく話したな、と思います。どの学生もとても個性的で、色々と勉強になりました。
その個性を大事にしてほしいと思います。
(Q2) 高専あるいは学生に望まれることは?
今後ますます多様性のある社会となります。
その多様性の素晴らしさを理解できる価値観を学んでほしいと思います。
またメンタルの強さは、実社会において絶対に必要です。身体だけでなく、心も磨いてほしいと思います。
(Q3) 今後のことについて一言
来年度からは県立広島大学へ教授として赴任します。
有明高専の学生から学んだことを糧にして教育に励みたいと思います。
○人間・福祉工学系 近藤先生

(Q1) 高専で最も思い出に残ることは?
1.学生との実験や実習;座学では見られない学生諸君の人間力も観察できました
2.体育祭;演舞のクオリティの高さと死滅していたと思っていた衣装に唖然としたことは忘れられません。
3.担任として;成績のこと、進路のこと、友人関係のこと…幾度となく教員室を訪ねてくれたことはうれしい思い出です
(Q2) 高専あるいは学生に望まれることは?
人の一生を語るうえで欠かせない経験や出会いが今まさに集中している年頃でしょう。変化を恐れず、この時代を大切に楽しんで生きてください。
(Q3) 今後のことについて一言
60歳を機に、自ら変化を求めました。4月からは三重県の私立高専で異なった風土を楽しみます。
有明高専の学生とは気質も違うであろう学生にわくわくしています。