木村情報技術と半導体人財共育プラットフォーム「COGAKUSEE」の無償利用に関する契約を締結しました
- 2026年01月20日
- イベント
- サーキットデザイン教育
有明高専、木村情報技術と半導体人財共育プラットフォーム「COGAKUSEE」の無償利用に関する契約を締結
~産学連携で挑む、次世代半導体人材の育成と全国高専への展開~
有明工業高等専門学校と、木村情報技術株式会社(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役:木村 隆夫、以下「木村情報技術」)は、半導体人材育成を目的とした半導体人財共育プラットフォーム「COGAKUSEE(コウガクシー)」の無償利用に関する契約を締結し、12月23日に関係者立ち合いのもと、本校にて契約締結式を執り行いました。
本締結により、有明高専が中心となり、全国の高専生が時間や場所を問わず実践的な半導体設計技術を学べる環境の整備を目指します。産学が連携し、日本のものづくり産業の未来を担う技術者の輩出を目指してまいります。
■締結式の概要
本締結式では、本校および木村情報技術の関係者による挨拶、プラットフォーム「COGAKUSEE」の概要説明、質疑応答などを行いました。
開催日:2025年12月23日(火)
会場:有明工業高等専門学校
登壇者:有明工業高等専門学校 校長 八木 雅夫
有明工業高等専門学校 創造工学科 教授 石川 洋平
木村情報技術株式会社 代表取締役 木村 隆夫 様
■登壇者コメント(要旨)
有明工業高等専門学校 校長 八木 雅夫
「日本の半導体産業の復権には、次世代を担う技術者の育成が急務です。長年の共同研究と『CDEC』の設立を経て、本日、その集大成であるプラットフォーム『COGAKUSEE』の契約に至ったことを大変意義深く感じます。本取り組みにより、時間や場所を問わず実践的な設計技術を学べる環境を全国の高専生へ提供し、即戦力となる人材育成に貢献してまいります」
有明工業高等専門学校 創造工学科 教授 石川 洋平
「『COGAKUSEE』は、有明高専で培った実践教育を、全国51の高専・55キャンパスというスケールメリットを活かして展開するものです。本校で半導体とプログラミングを学んだ卒業生(現・木村情報技術エンジニア)の手によってこのシステムが形作られたことは、高専発の地域活性化モデルとしても大きな意味を持ちます。本プラットフォームを通じ、教育の成果を全国、そして世界へと発信してまいります」
木村情報技術株式会社 代表取締役 木村 隆夫 様
「2013年から続く有明高専様との連携が、本日このような形で実を結んだことを嬉しく思います。『COGAKUSEE』は地域を限定せず、全国の高専生が活用できる基盤です。今後は高専のみならず、小中高、大学、リスキリング分野へも展開し、日本の半導体人材の裾野拡大と“失われた30年”を取り戻す一助となるよう尽力いたします」
■半導体人財共育プラットフォーム「COGAKUSEE」について
「COGAKUSEE(コウガクシー)」は、有明高専と木村情報技術が共同開発した、全国の高専生を対象とした半導体人財共育プラットフォームです。本校の石川洋平教授が提唱する「サーキットデザイン(回路設計)教育」を核に設計しており、学生一人ひとりの潜在能力を、社会が求める「実践力」へと育成することを目的とした、有機的な教育エコシステムを目指しています。学生は、半導体設計に関する授業をオンライン動画で学習できるほか、受講履歴や資格、受賞歴などをプラットフォーム上に記録でき、教員側はそれらの情報を個別の教育指導に活用することが可能です。なお、「COGAKUSEE」は、本校が2025年4月1日に設立した「サーキットデザイン教育センター(CDEC)」を通じて、全国の高専への普及を進めてまいります。
■今後の展望
今回の無償提供契約締結を通じて、高専が導入するにあたっての経済的なハードルを取り除き、全国の高専生に質の高い教育機会を提供します。「COGAKUSEE」へ参画いただく企業様と共に、学校教育だけではカバーしきれない実践的な知見を学生に提供することで、業界全体の持続的な発展と、日本の半導体産業の復権に貢献してまいります。
■本件に関するお問い合わせ先
独立行政法人国立高等専門学校機構
有明工業高等専門学校
総務課連携推進係
TEL:0944-53-8627
E-mail:souren-staff(at)ml.ariake-nct.ac.jp
