本科生の研究論文(New allele of C. elegans gene pign-1, named as xyz11)が国際誌に掲載
- 2019年01月22日
- 受賞・活躍等
物質工学科5年生物コースの成松哲也くん(環境エネルギー工学系,細胞外分子動態研究室)が、Calteck Library(カルフォルニア工科大学)の発行するmicroPublication Biology誌に研究論文(タイトル:New allele of C. elegans gene pign-1, named as xyz11)が掲載されました。成松くんはゲノム編集技術をもちいて、モデル生物である線虫C. elegansのゲノムを書き換えることによって新規変異体(人工的に遺伝子変異をつくること)を創出しました。その変異体を詳細に観察することにより、細胞にどのような異常があるのか、突き止めることができました。成松くんが変異を導入した遺伝子は厚生労働省の定める指定難病に該当する遺伝子の相同遺伝子であり、新しい遺伝子変異の作成は機能解析に有用だと考えられます。成松くんは本学専攻科への進学が決まっており、専攻科でより深く研究を進めていく予定です。
本研究は、アステラス病態代謝研究会及び本学校長裁量経費の支援を受けて行われました。