学生講演奨励賞を受賞しました
- 2023年07月05日
- 受賞・活躍等
6/11(日)に長崎県佐世保市で開催された「2023年度日本表面真空学会 九州支部学術講演会」において、専攻科1年 生産情報システム専攻
(エネルギーコース 鷹林 将研究室所属)の福田 旺土君が、学生講演奨励賞を受賞しました。
本研究は、独自開発した「光電子制御タウンゼント放電」と呼ばれる新規放電プラズマを用いて、二次元炭素材料グラフェンの化学構造の
制御を試み、その影響を兵庫県佐用町にある大型放射光施設SPring-8等を利用して解析したものです。グラフェンは2010年度ノーベル物理学
賞の対象となった物質で、今後の電子・物理デバイスの基幹材料の一つとして期待されているものです。
光電子制御プラズマを用いると、グラフェン中の狙った位置を化学結合単位で変化させることができます。本研究により、グラフェンのナノ
テクノロジー制御ならびに原子/分子レベルの材料・デバイス開発の発展が期待されます。
なお本研究は、アメリカ合衆国ロスアラモス国立研究所、日本大学、東北大学、日本原子力研究開発機構との国際共同研究です。
今回の受賞は、各大学院生と並んでの受賞です。高専からは唯一の受賞で、最年少の受賞者となります。