「SEMICON Japan 2025」にて全国の高専生が挑む半導体回路設計コンテストを開催
- 2025年11月26日
- イベント
- サーキットデザイン教育
「SEMICON Japan 2025」にて全国の高専生が挑む半導体回路設計コンテストを開催
~有明高専CDECが全面協力、独自開発ツールで次世代半導体人材を育成~
有明工業高等専門学校(福岡県大牟田市、校長:八木 雅夫、以下「有明高専」)は、2025年12月18日に東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2025」内の高専生対象の特別イベント『SEMI Circuit Design Speed Contest』に全面的に協力します。
本イベントは、SEMIジャパンが主催し、文部科学省が後援するもので、世界的に重要性が高まるエレクトロニクス産業において、未来を担う学生の育成を目的としています。有明高専サーキットデザイン教育センター(Circuit Design and Education Center, CDEC)は、競技の企画・構成および運営に協力し、世界的にも類を見ないユニークな実践型コンテストを展開します。
1.本イベントのポイント
(1)有明高専CDECの全面協力
競技設計から運営まで、有明高専の半導体教育ノウハウを注入します。
(2)独自開発ツールの活用
有明高専と株式会社ASKプロジェクトが共同開発した「CIRCUIT DESIGNER」を使用し、ゲーム感覚で実践的な回路設計スキルを競います。
(3)産学官連携の枠組み
主催のSEMIジャパン、後援の文部科学省、講評の東京大学、ソフトウエアライセンス提供の株式会社ジーダット、株式会社ASKプロジェクトそして全国の高専が連携し、半導体人材不足という社会課題に取り組みます。
2.開催背景と有明高専の役割
半導体産業の急速な拡大に伴い、設計・開発を担う高度人材の育成が急務となっています。有明高専は、九州「シリコンアイランド」の一角として、早期から半導体設計教育に注力してきました。今回の競技会では、CDEC長の石川洋平教授が司会進行を務め、本校が開発に関わった教育ツールを活用することで、座学だけでは得られない「応用力」「効率性」「瞬発力」を全国の高専生が競い合い、高め合う場を提供します。
3.競技内容
競技① CIRCUIT DESIGNER タイムアタック(応用力と効率性を磨く)
有明高専と株式会社ASKプロジェクトが共同開発したツール「CIRCUIT DESIGNER」を使用します。仮想空間上で回路の動きを視覚的に確認しながら、試行錯誤を繰り返し、複雑な課題に対する最適解を導き出すまでのタイムを競います。
競技② インバーター回路設計スピードコンテスト(基礎力と瞬発力を鍛える)
回路設計の基礎知識をいかに速く、正確にアウトプットできるかを競います。制限時間内での思考の瞬発力が問われる競技です。
4.開催概要
◆イベント名
SEMI Circuit Design Speed Contest(SEMICON Japan 2025内)
◆日時
2025年12月18日(木)9時30分~13時00分
◆会場
東京ビッグサイト 会議棟1階「TechSTAGE YUZU」 ※オンラインとのハイブリッド開催
◆主催
SEMIジャパン
◆後援
文部科学省
◆協力
有明工業高等専門学校 サーキットデザイン教育センター
◆スポンサー
ソフトウェアライセンス協力(株式会社ジーダット、株式会社ASKプロジェクト)
5.出演者
◆司会進行
石川 洋平(有明工業高等専門学校 サーキットデザイン教育センター長 / 教授・博士(工学))
◆講評
池田 誠 氏(東京大学大学院 工学系研究科附属システムデザイン研究センター長 / 教授)
6.参加予定校(五十音順)
有明工業高等専門学校、茨城工業高等専門学校、宇部工業高等専門学校、大分工業高等専門学校、木更津工業高等専門学校、釧路工業高等専門学校、熊本高等専門学校、群馬工業高等専門学校、佐世保工業高等専門学校、東京工業高等専門学校、長野工業高等専門学校 (計11校)
7.タイムライン
09:30-10:05 開会式
10:05-11:00 コンテスト第1部
11:00-11:30 休憩・リハーサル
11:30-12:25 コンテスト第2部
12:25-12:55 閉会式
12:55-13:00 講評(東京大学 池田教授)
※詳細は、「SEMICON Japan」ホームページをご覧ください。
