Web 版高専だよりNo.6 教員の研究紹介
- 2020年04月03日
- 高専だより特集記事
今回は、南部先生の研究を紹介します。
○ 創造工学科 エネルギーコース 教授 南部 幸久 先生
専門分野:電磁界理論・通信工学
電磁波は、放送、通信(スマホやWi-Fiなど)、計測(人工衛星による気象観測やGPSなど)、
調理(例えば、電子レンジはマイクロ波と呼ばれる電磁波を利用して食材を加熱しています)
など様々な分野に応用され、実用化されています。
私の研究室では、電磁波に関する研究として、
① ランダム媒質(大気乱流や雲、雨、霧が存在する空間)中の電磁波の伝搬特性の解析
② 地上デジタルテレビジョン放送受信用アンテナの開発と試作
③ 光を用いた振動センサ―(光は電磁波の一種です)の開発に関する研究
に取り組んでいます。
また、電磁波を取り扱う研究なので、
将来的に研究の幅を広げること及び研究室の学生の皆さんの進路へのアシストとして、
無線技術に関する資格〈第1級陸上特殊無線技士〉の受験にも取り組んでいます。
(電波法では、300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波を「電波」と定義し、電波を放射する業務や研究には資格が必要となります)